2011年5月30日月曜日

コーギー救助に消防隊員50人出動。怒る住民

Daily Mail記事翻訳)
Barking mad! 50 rescuers spend four hours saving a DOG stranded in middle of frozen lake  By DAILY MAIL REPORTER Last updated at 4:37 AM on 15th April 2011

彼らが連絡を受けた時、国、地元、そして連邦機関から救助者たちが集合した。ヴァーモント州の凍ったシャンプラン湖の湖畔に50人の精鋭緊急救助員が集合したが、彼らは湖にはまったスケーターを救助しようとしたのではなく、パンダという名前のカーディガン・ウェルシュ・コーギー救助のために集まったのだ。


現在所轄消防署は、8歳の犬の救助のために大勢の人員を出したことについての批判に直面している。

アルバーグのグース・ポイントでこの犬の飼い主のヘレン・スタートがパンダを散歩に連れ出した時、彼女はリードを壊して逃走し、土曜日の午後の劇的な救出劇が始まった。

パンダは部分的に凍りついた湖を横切って7マイル逃走したが、湖の中央に到着した時、彼女はそこから身動きが出来なくなっていた。そして飼い主のヘレンは消防署に連絡したのだ。

スタートさんは語った。「小型望遠鏡がなければパンダの姿が見えなくて、氷の上のただの”点”状態だったのよ。最初に現場に来た救助員たちは、腹這いで湖を渡ろうとしたわ。でも彼らは、氷を割り続けただけだったの」



消防署チーフのマイケル・マードックはWCAXに語った。「大変な作業だった。恐らく氷の状態はこれまでで最悪だった。這っても腹這いで進んでも、私たちはたちは氷を砕くだけだった。結局彼らはゴムボートに変更し、何とかパンダまでたどり着いたんだ」

だが彼らがパンダに近づくと、犬の周囲の氷が完全に壊れ、彼女は凍るように冷たい水の中に沈んだ。マードック氏が最初にパンダにたどり着いた。「最初私は懐疑的だったが、決心したんだ。私は犬を水中から救出すると、彼女を胸に抱きしめつつ少し休息した」と、彼は述べた。


だがこの時点で、救助員たちには湖畔へ引き返す余力がなくなっていた。そして、彼らもまた氷上で座礁して応援を呼ぶことになった。

ボートに滑車を装備した消防署員たち(今度は連邦機関、地元、そして州機関からの救助員たちが、湖畔にずらりと勢揃いした。パンダと座礁した救助員たちを引くために、手に手にロープを手渡して湖畔まで無事に手繰り寄せたのだ。



マードック氏は述べた。「1匹のペットのために大勢の救助隊員が出動した。だが忘れてはならないことは、救助員たちはペットのためではなく、座礁した仲間のために出動したということなのだ」

もし救助訓練を受けた救助隊員がパンダを救出しなければ、見物人が自ら犬を助けようとして命を危険に晒すかもしれないと懸念したのだと、マードック氏は弁明した。

最初に駆けつけた救助員のひとりが健康チェックのために入院したが、負傷した者はいなかった。


この”大冒険”後のパンダの状態は良好だと、スタートさんは話した。パンダは肉球に氷による切り傷を負い、鎮痛剤と抗生物質による治療を受けているという。


読後の感想:
「マードックさんと消防隊員さん、本当にご苦労様でした」と言わずにはいられない。
コーギーが救出されたことは喜ばしいけれど、仮に私がマードックさんの家族で、彼がこの救助活動のためにひどく負傷したり死亡したとしたら、私は間違いなくこの飼い主を恨むだろうし……この記事に関して私はこれ以上何とも言えないな。