2011年6月28日火曜日

猫は犬よりもストレスが少ないから老化しない?

Telegraph記事翻訳)


私はたくさんの猫と犬を飼ってきたが、彼らは十分長く生きた(1番の長生き猫は23歳、犬は17歳まで生きた)。(そして)猫は年齢に応じて白髪にならない一方で、犬は年齢に応じて白髪化することに気づいた。普通犬は、マズルの周辺、そして時として全身に老化が現れる。猫と犬の白髪化には、なぜこのように違いがあるのだろうか。


白髪化は、被毛の根元の小嚢部分のメラニン色素(色素細胞)の数の減少が原因だ。

これまでに私はこういう研究は見たことがないが、猫のほうが犬よりも小嚢がある部分のメラニン色素が多いのではないだろうか。または何らかの理由で猫は、年をとってもメラニン色素の数が減らないのではないだろうか。さらに、ストレスが白髪化を促すということを私たちはみな知っている。そして、ほとんどの猫は犬よりもストレスを感じないのではないかと私は思う。

最後に、猫は犬よりも見栄っ張りだ。ということは、猫たちはこっそりとグルーミングサロンに通ってその毛を染めている可能性もあるのでは?


読後の感想:
当記事の筆者の疑問は私の疑問でもあったので掲載した。
本当に、猫よりも犬の方が外見に老化が顕著に表れるのはなぜだろう? もちろん個体差はあるが、それでもやはり、これまで私が出会った高齢犬たちは、 “あぁ、このコはおじいちゃん・おばあちゃんワンコだな~“と思わせる老化現象に気づくことが多かった。実際、飼い主さんに年齢を聞いてみるとたいてい10歳以上のワンコであることが多かった。特に、歯や口やマズル周辺、そして額などに老化のサインが目立って現われるように感じた。一方猫は、私も昔飼っていたが、10歳以上になっても外見上の変化はほとんどなかったように思う。
やはり猫は魔性の生き物……などとは言わないが、純粋に不思議だ。ここはやはり、“猫は犬よりもストレスを感じないから白髪になりにくい“という、著者さんの推測に座布団を3枚くらい差し上げて、どこかの研究機関が答えを出してくれるまで、とりあえずこれで納得しておこう。

英文記事: Do cats go grey with age?
By Pete Wedderburn3:35PM BST 23 Jun 2011Comment
http://www.telegraph.co.uk/health/petshealth/8594512/Do-cats-go-grey-with-age.html