2011年7月19日火曜日

コーギーとダックスのミックス、英女王の愛犬ドーギー

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エリザベス女王はウェルシュ・コーギー・ペンブロークの熱心なブリーダーとして有名だ。女王のコーギーたちが産んだ子犬のうち、彼女が手元においている多くがメス犬である。

エリザベス女王の愛犬は純血種のウェルシュ・コーギー・ペンブロークだけではない。

ウィンザー・ドーギーと呼ばれる、コーギーとダックスフンドのミックス犬も女王の愛犬だ。
英王室のドーギーは、女王のコーギーと故マーガレット王女のダックスフンドの血を引く。


女王の妹マーガレット王女は、ピップキンという名前のロングヘアードミニュチュア・ダックスフンドのオス犬を1匹飼っている。ピップキンは、飼い主たちとはかなり異なった愛情をコーギー犬に対して抱いていたようだ。

というのはこの結果、ダックスフンドとコーギーのハイブリットである一腹の子犬7匹が、女王の犬の1匹から産み出されたからだ。しかしエリザベス女王は、このミックス犬の子犬たちは、“ドーギー”という洗礼名を与えるのに値するほど魅力的だと考えて、さらなる繁殖を試みた。

写真家のノーマン・パーキンソンさんは、女王に大胆ともいえる質問をした。その質問というのは、脚の短いミニチュア・ダックスフンドが、どのように(ダックスフンドよりは)比較的脚の長いコーギーと交尾できるのか、というものだ。この質問に女王はこう答えた。「とても簡単なことですよ。踏み台になるレンガがありますからね」

1975年イギリスのケンネルクラブは、同クラブのパトロンのひとりであるエリザベス女王の肖像画の製作を依頼した。この肖像画は女王が愛犬たちに囲まれているもので、画の中央にはコーギーの母犬とダックスフンドの父犬から生まれたハイブリットのティンカーが描かれていて、ロイヤルファミリーたちはこの犬種を“ウィンザー・ドーギー”と呼んでいる。

エリザベス女王と愛犬ドーギーの写真。背後は女王の夫君。

デズモンド・モリスの本によると、イギリスのケンネルクラブに飾られているスポンサーたちの肖像画には、純血種ではない犬が描かれたことは1度もないという。だが女王陛下が、ティンカーを肖像画に描くことが許可されなければ肖像画のモデルにはならないと言ったため、ケンネルクラブは譲歩したのだ(女王であるということはいいことだ!)。

ティンカー、ベリー、ブランディ、サイダー、ハリス、ピクルス、チッパー、そしてその他の同じミックス犬たちは、他の甘やかされた純血種の親戚犬たちと幸せに暮らしているのだ。

イギリス王室のコーギーとダックスフンドのミックス犬のドーギーもまた、
英王室で飼われている他の甘やかされた純血犬と同じように、幸せに暮らしている。


読後の感想:
今回はエリザベス女王のコーギーではなく、エリザベス女王のハイブリット犬であるドーギーのほうに焦点を当てた記事をご紹介。
この記事を読んで、女王のドーギーの母親犬がコーギーで父親犬がダックスフンドだったということがわかったのでホッとした。でもこの交配は、なんでもピップキンが逃走して女王のメスコーギーと交尾した事故が原因だったらしい。

英文記事: 
dorgi by Segnbora-t  Fri Jun 06 2003 at 20:43:40
The Queen & a DORGI?????  Monday, April 11, 2011